[2005.03.10]
  存在が苛酷な社会


 ▼Schoolyard bullies get nastier online(USATODAY.com)【英語】
  http://www.usatoday.com/money/industries/technology/2005-03-06-cover-cyberbullies_x.htm


 ネット上で,どんなふうにいじめることができるか,あれこれ予想できる。そして,たぶんそれ以上のことが実際に行われている。どんなふうに反撃したらいいか,対応したらいいか,教えてあげたい。

quote:14歳のジョアンは,友人とケンカしたあと,3ヶ月間にわたって自分のウェブログで嫌がらせやいたずらを受けた。「それは終わりがない悪夢でした。パソコンに向かうのがこわかった」。彼女の両親と教師が介入して,そのいじめは止まった。でもジョアンは震え上がったままだ。ネット上でのいじめっ子は,ウェブの匿名性を使って結果を目にすることなく痛みを与えることができる。携帯電話やブラックベリーのような携帯機器も,いじめに使える。いじめを受ける子どもは,ネットの使用を禁じられることへの恐怖から,両親にいじめのことを云えないでいることもある。調査によると,米国の子どもの半分がネット上でのいじめをみたことがあるという。フェアファックスの小学校では昨年,6年生がもっとも嫌なクラスメートを決めるウェブでの投票を行っていた。

 記事のページに,ネット上でのいじめを受けた場合に順にするべきこと,と云うのが載っている。「●いじめを無視し,オンラインのコミュニケーションから離れてください。●いじめの証拠を保存し,いじめっ子が誰か特定してください。●いじめを行っている人の両親に連絡し,証拠をみせてやめるように要求してください。●学校の先生に知らせてください。●弁護士に連絡を取るか,少額訴訟で告訴してください。●名誉棄損やプライバシー侵害,精神的苦痛を受けることがあったなら,いじめっ子の両親を訴えてください。●暴力や強奪,性的被害のおそれがあるなら,警察に連絡してください」。裁判関連の話は日本では大げさと感じる人もいるかもしれないが,やるべきことは同じでいいと思う。被害に遭っている人は参考にして欲しい。

 わたしが子どもの頃はいじめが社会問題として大きく取り上げられていた感じがするけど,最近はそんな話を聞かない気がする。それはわたしのアンテナが低いだけかもしれないが,実際のところいじめがなくなってるわけはないだろう。ネットなんかしなきゃいいのに,と云う無知なおとながいる状況では,親に相談することもできない子どもが多いだろう。子どもはネットワークがなぜ存在しているのか,生きるためにどれほど必要不可欠なものなのかをきちんと認識しているだろうが,それにまったく追いついていないバカなおとながいる。だからネット上でのいじめは,より加速する。そんなやるせない社会を,残念に思う。

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